日光・川治・鬼怒川旅行

プライベート旅行・2泊3日
時・・・・09/03/17~19
出発
 浅草から東武特急スペーシアに乗って、川治、鬼怒川温泉の旅に出た。目的は、ゆったりと温泉を楽しむことだが、近くにある世界的な観光地、日光を30年ぶりかで訪ねた。
日光

 日光と言えば、華厳滝・中禅寺湖・東照宮の三大スポットである。すでに何回か訪れてはいるが、ここまで来て観光しない訳にはいかない。まず、華厳滝を訪ねた。


華厳滝

 案内板の説明では、高さ97.0m、落口巾7.0m、滝壺深さ4.5m、落水量(毎秒0.5tom)と記されている。この毎秒落水量の0.5トンは、我々が訪れた3月、一年のうちで最も少ない時期とか。春が進むにつれ、雪が溶けるにしたがって落水量も増えるらしい。なるほど、記憶にある滝の壮大なイメージと合わなかった訳だ。写真で見る限り、老齢の滝に見えると言ったら怒られるかな。
 

 

 

 

 

中禅寺湖

 男体山の噴火で出来たと言われる湖。周囲約25km、最大水深163mで、日光を代表する湖である。訪れた当日は、北風が吹き荒れ、ひどく寒い日だった。白く波立つ湖面と早々に別れて、温泉を目指しバスに乗った。早く暖かい温泉に浸かり、よく冷えた生ビールで乾杯したい。
川治温泉

 

第一泊、川治温泉、一柳閣ホテル。屋上階展望風呂が自慢のホテル。山と渓流に抱かれるように建つ温泉宿の一つ。ゆったりと温泉を楽しみ、何はともあれ生ビールで乾杯。元気で生きているからビールも美味い。最高だね。
乾杯

 

  旅行最大の目的、それは、ゆっくり温泉を楽しんだ後で飲む、よく冷えたビールでしょう。神様が人間に与えてくれた最高の飲み物ビール。洋の東西を問わず、愛され親しまれている。飲み過ぎると神様の罰があたるが、なんとも至福の一時である。目を細めて飲む姿に、家族も最早諦めの心境に達している。ハッピー、ハッピー。
 

東照宮

   

乱世の戦国時代を治めた天下人。幕府を江戸に開いて全15代、約260年の権勢を奮った徳川幕府の祖、徳川家康を祀る神社。家康は1616年(元和2年)静岡の駿府城で亡くなり、久能山に葬られたが、翌年、遺言により、日光に社殿を建て、神として祀られた。

四大スポット
 東照宮には、多くの人に知られている有名なスポットがある。三猿・鳴き龍・眠り猫・陽明門で、東照宮を舞台にしたドラマには必ずと言ったほど出てくるスポットである。

三猿


 東照宮境内に神馬をつなぐ厩(うまや)がある。その厩舎の長押(なげし)に猿の彫刻がある。子供から大人に成長する姿が描かれている。なかでも、『見ざる、言わざる、聞かざる』の彫刻が有名である。左甚五郎の作と言われ、人の一生をも意味しているとか。悪いことには、目を、耳を、口を塞ぎなさいと言う教えらしい。猿は、神馬を守る役目で、四囲を見張っているとか。

鳴き龍

 

 薬師堂の天井に、墨胡粉、金泥を使った青みがかった龍が画かれている。その頭の部分の下で拍子木を打つと、鈴を転がすような音が聞こえることから、鳴き龍と名付けられたとか。残念ながら堂内は撮影禁止のため、写真は撮れなかった。さらに残念なことに、難聴が進んでいる私の耳には、龍の鳴く澄んだ柔らかな音は聞き取ることが出来なかった。悲しいことです。

陽明門

 陽明門は、日光東照宮の顔とも言える建造物で、テレビ、雑誌などで日光を案内するときには必ず取り上げられる超有名なスポットです。この、豪華絢爛の限りを尽くした建造物は、徳川の権力を余すところなく誇示している。

眠り猫

 
 家康の墓は、200段の石段を登った奥社にある。その登り口の回廊頭上にある小さくて可愛い猫の彫刻が有名な眠り猫である。名匠、左甚五郎の作と伝えられる国宝で、平和のシンボルと言われている。また、家康の墓にはネズミ一匹と言えども通さないぞとの意味があるとか。
家康の墓

 
 案内板によると、重要文化財奥宮御宝塔(御墓所)と記されている。墓は当初木造であったが、その後、石造りに改められ、五代将軍綱吉公のとき唐銅製に改鋳されたと説明されている。

鬼怒川温泉

 第2泊、鬼怒川温泉。ホテル・グリーンパレス。目玉はカラオケとボーリング。両方とも無料、何とも嬉しい。久しぶりでプレーしたボーリングのスコアは何と100ならず。悲しいかな老いは確実に我が身を冒している。人生諦めが肝心とか。

足湯

 鬼怒川温泉駅前に小さなオアシスがある。豊富な温泉を使った足湯が、旅人の心を癒してくれる。帰りの特急スペーシア乗車時間まで30分以上ある。公衆の面前で裸になって一風呂とまでいかないが、気持ち良い温かなお湯で足を温める。地元の係員らしき男性が声をかけてくれる。「お湯は温かいですか、寒い日はお湯の温度が下がってしまうんですよ」さすが温泉地、人の心も豊かで温かい。世の中まだまだ棄てたもんじゃない。「有り難う、最高に気持ちいいですよ」
 

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