高尾山もみじまつり

09/11/27(金)

 

 高尾山の紅葉が見事に色づいたと評判になり、ハイキングを兼ねて見物に行った。
ケーブルカー乗り場行列の最後尾は40分待ちとか。流石もみじまつり人気最高。駅舎の屋根を彩る紅葉が、この時この季節を謳歌している。国電のラッシュを思わせる超満員のケーブルカーで6分、登山口清滝駅から高尾山駅に着いた。一段と紅葉が映えている。
 

 善男善女

 信ずるものは救われる。霊場としての歴史も古く、多くの信者が訪れた高尾山も、今や東京の人気スポットであり、手頃なハイキングコースとしての知名度のほうが高い。ケーブルカーを降りて山頂までのコースも、幼稚園児から老齢者まで、誰にでも優しい山である。薬王院に詣で、僅か10円玉一枚で、目一杯の願い事を祈り心を癒してもらう。まさに善男善女である。
 

 頂上の紅葉スポット

 目の覚めるような深紅、山頂の人気スポットは多くの人達で賑わっていた。幼稚園児たちが楽しいお弁当で嬉々としている。
  

 葉っぱの晴れ姿

 葉っぱの一生は僅か一年。生まれる前の寒い冬は、母体である枝の中で春を待ちながら胎 動している。待ちわびた春、一斉に若葉が芽吹く。そして冬に至るまでの約8ヶ月、自分の仕事を懸命に頑張る。働き蟻のように頑張る。太陽光を受けての光合成、大気のガス交換。一枚一枚が地球の命を救う。そして晩秋、疲れ切った体を深紅に変色した晴れ姿で定年を迎える。やがて地に落ち、腐葉土として大地を肥やす。
 

 3号路

 高尾山には登山ルートが七つある。その3号路をケーブル駅までの下山コースに選んだ。途中吊り橋があり、なかなかの人気コースとか。しかし、コースの一部が補修工事中で通行出来ず、仮設の超急勾配非常階段を登らされた。イヤイヤマイッタマイッタ。
 

 ケーブルカー

 路線距離1.0km 高低差271m 最高急勾配31度14分。乗車待ちで一番先頭になった。当然一番前の特等席に座れた。流石日本で一二を競う急勾配、高度恐怖症の俺には何とも恐ろしい。もしも、あの太いワイヤーが切れたら、俺が一番先に死ぬなと、情けない想像をする。 晩秋の日暮れは早く明るさが少しずつ失われていく。
 
 

カテゴリー: ハイキング パーマリンク

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