沖縄家族旅行 11

 残波岬ロイヤルホテル泊

 
ツアー旅行は絶えず時間に追われる。添乗員に出発時間を言われて、バスを降りた途端に忘れる。毎回同じように忘れる。「何分に出発だっけか」と家族に聞いても、皆、同じように忘れている。時間に対する感覚が麻痺している自分の能力不足を痛感する。そして、時間と共に、ストレスを溜め込む。
 夕日が西の空に傾く頃、ホテルの部屋に辿り着いた時は、本当にホットする。窓を開け、ベランダから沖縄の夕暮れを撮る。

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沖縄家族旅行 10

 琉球村

琉球村は昔の沖縄の文化を理解してもらうために建設された。琉球列島にある各地の古い民家を移し、生活文化と共に、後世に伝えるため大切に保存している施設である。
 牛を動力に使ったサトウキビの加工。 きらびやかな民族衣装。 琉球のくり舟【サバニ】 猛毒で知られる沖縄の蛇、ハブセンターでの大迫力な立体映像で見るハブとマングースの決闘。昔は実際に闘わせたショーがあったらしい。
 華やかな民族衣装で舞台に立つ民謡音楽家たち。ステージ前の広場にあるテーブルで、レストランシアターを楽しむ。一枚100円の琉球小判を使って、沖縄焼きそばと、生ビールでライブを楽しむ。ハッピーハッピー。小判を何枚使ったか全く憶えていない。焼きそばも、ビールも最高に美味かった。

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沖縄家族旅行 9

 沖縄美ら海水族館

沖縄旅行最大の目玉、美ら海水族館。「黒潮の海」と名付けられた世界一を誇る大水槽は、正面の高さが8.2メートル、幅が22.5メートルあり、厚さ60センチのアクリルガラスで、7500トンの海水容量を保っている。大水槽と言うより、海そのものである。悠々と泳ぐ甚平鮫の姿を見ると、水の惑星と言われる地球の主役は魚たちで、決して人間ではないと言うことを教えられる。しかし、水族館とは比較にならない広大な海に生まれ育った彼等から見れば、この世界一の大水槽なんか、プランクトンの涙より小さく感じるだろう。水槽の中から見る外の人間達が、虫のように小さく小さく蠢いているように見えるだろう。人間が魚を見ているのか、魚が人間を見ているのか分からなくなる不思議な世界を感じる。

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沖縄家族旅行 8

 嵐山展望台より

 
ガイドさんが言った。「小さな小さな展望台に案内します。日本一小さいですよ」 なるほど小さい。  大型バスが何台も来たら、繁盛している昼時のラーメン屋さんのように、長い長い行列が出来るだろう。食うのは10分、待たされたのが1時間。そんな混雑になるだろう。
 展望台より見る羽地内海の色は、残念ながら天候不順で、フルカラーの景色とはいかない。古くなったアナログテレビのように、画質がぼやけている。海の色は空の色を反映する。機嫌悪い空の顔色が、本当は限りなく青い海の表情を暗くしている。「ん、誰かが機嫌悪いと、家庭でも同じこと起きるよな」

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沖縄家族旅行 7

 古宇利島

 
第2日 一夜を過ごしたホテル日航那覇 グランドキャッスルを出発してすぐ、猛烈な雨に見舞われた。さすが台風の本場、沖縄の雨はハンパじゃない。「本物の台風の時は、こんなものではないですよ」とは、ガイドさんが何故か自慢話をするように話してくれた。ラッキーなことに、古宇利島に到着の頃は、雨も上がり、雲の切れ間から陽も見えるようになった。長い橋をゆっくりゆっくり渡り、エメラルドグリーンに囲まれた島の砂浜で可愛い貝を探す。白い砂、青い海、小さな波音、風の囁き、遠い過去にタイムスリップしたような切なさを感じる。平和とは、豊かさとは。

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沖縄家族旅行 6

 泡盛で乾杯

 
旅行第一日の夜は、ホテル到着後タクシーで那覇国際通りに出た。大勢の観光客に混ざって通りを散策した。それぞれがお目当ての土産物を買った後、島唄と地料理 「とぅばらーま」と書かれた看板の店で、ディナーと決めた。独特な哀調を帯びた三線(サンシン)の沖縄民謡を聴きながら、本場の料理と泡盛に酔いしれる。ゴーヤチャンプルが最高に美味かった。これぞ本物、沖縄の代表料理と言える。
美味い物食って、旨い酒飲めれば、何も言うことないさ。長生きも良いもんだぜ。

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沖縄家族旅行 5

 琉球ガラス村 2

 
写真を多く撮ると後で撮影場所が分からなくなる。そこで、正確にその場所が明記されているプレート を見つけると、どうしてもその前で記念写真を撮りたくなるのが、我々年代の習性のようだ。何のことはない、ただただ、その場所を忘れないための保険に過ぎない。三歩歩くと、何処だったか忘れてしまう記憶力の低下をカバーするための、生きていく知恵と言う訳である。そして、ハーイ、チーズで輸出用の笑顔を作る。  どうだ、まいったか。

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沖縄家族旅行 4

シーサー

  沖縄の守護神、シーサー。中国から渡ってきた魔よけの獅子(ライオン)で、中国の京劇にも出てくる独特な顔を持っている神獣。当初は城門・寺社・王陵・集落の入り口に置かれた。19世紀末、民家にも赤瓦の使用が許されると、屋根に獅子を据えて魔よけとする風習が一般に広まった。日本に伝わって神社の狛犬に変身している。以上、ガイドさんの受け売り。琉球ガラス村の直売店で、旅の想い出と、我が家の安泰を願って一組のシーサーを買った。我が家の玄関内正面の ニッチに据えられて、悪魔の来訪に睨みを効かせている。

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沖縄家族旅行 3

  琉球ガラス村  
 
 色々なガラス製品を作っている現場を見学。職人達が熱い仕事に精を出している。直営店で、素敵なグイ飲みのグラスを5ケ購入。厚みのある透明なグラスの下部に、色鮮やかなブルーが恰好良いデザインで焼き込まれている。泡盛が一段と美味くなる。

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ブルーベリー


 平成18年10月18日 万座温泉旅行の時、雷滝(カミナリダキ)と言う観光スポットの売店で、ブルーベリーの若木を買った。今年の春、可愛いスズランのような花が咲いた。結実するとは思っていなかったが、見事、実がなった。あの独特な紫色の可愛い実を誰が一番に食えるか。俺か、息子か、椋鳥か。

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