残波岬ロイヤルホテル泊
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ツアー旅行は絶えず時間に追われる。添乗員に出発時間を言われて、バスを降りた途端に忘れる。毎回同じように忘れる。「何分に出発だっけか」と家族に聞いても、皆、同じように忘れている。時間に対する感覚が麻痺している自分の能力不足を痛感する。そして、時間と共に、ストレスを溜め込む。
夕日が西の空に傾く頃、ホテルの部屋に辿り着いた時は、本当にホットする。窓を開け、ベランダから沖縄の夕暮れを撮る。
琉球村
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琉球村は昔の沖縄の文化を理解してもらうために建設された。琉球列島にある各地の古い民家を移し、生活文化と共に、後世に伝えるため大切に保存している施設である。
牛を動力に使ったサトウキビの加工。 きらびやかな民族衣装。 琉球のくり舟【サバニ】 猛毒で知られる沖縄の蛇、ハブセンターでの大迫力な立体映像で見るハブとマングースの決闘。昔は実際に闘わせたショーがあったらしい。
華やかな民族衣装で舞台に立つ民謡音楽家たち。ステージ前の広場にあるテーブルで、レストランシアターを楽しむ。一枚100円の琉球小判を使って、沖縄焼きそばと、生ビールでライブを楽しむ。ハッピーハッピー。小判を何枚使ったか全く憶えていない。焼きそばも、ビールも最高に美味かった。
沖縄美ら海水族館
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沖縄旅行最大の目玉、美ら海水族館。「黒潮の海」と名付けられた世界一を誇る大水槽は、正面の高さが8.2メートル、幅が22.5メートルあり、厚さ60センチのアクリルガラスで、7500トンの海水容量を保っている。大水槽と言うより、海そのものである。悠々と泳ぐ甚平鮫の姿を見ると、水の惑星と言われる地球の主役は魚たちで、決して人間ではないと言うことを教えられる。しかし、水族館とは比較にならない広大な海に生まれ育った彼等から見れば、この世界一の大水槽なんか、プランクトンの涙より小さく感じるだろう。水槽の中から見る外の人間達が、虫のように小さく小さく蠢いているように見えるだろう。人間が魚を見ているのか、魚が人間を見ているのか分からなくなる不思議な世界を感じる。