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町田市野津田町にある薬師池公園は、我が家から車で20分位の、鎌倉街道沿いの場所にある町田市の人気スポットである。家から近いこともあり、四季折々の花を訪ねて二人で出掛ける。
2月の梅 3月の桜 4月の藤 5月の花菖蒲 6月の紫陽花 7月は、2千年前の花として有名な大賀ハス そして秋の紅葉と菊花展、植木の中で寒い冬を彩る山茶花と寒椿、1年中花を楽しめる。公園中央にある池には、大きな鯉が数多く見られ、小さな亀と仲良く泳いでいる。訪問客の与える餌に鯉と亀が餌取り合戦を繰り広げる。
那覇の夕暮れ
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旅には、始まりと終わりがある。数々の想い出をくれた沖縄とも別れる時が来た。那覇国際空港のターミナルビルから見る夕暮れは、素晴らしく美しかった。帰りの航空機の搭乗時間には充分な時間があるので、少し早いが夕食をとることにした。巨大なウインドウから見る西の空が、赤く鮮やかに染まるまでには30分以上かかるだろう。冷えたビールに目を細め、美味い食事を楽しみながら、夕暮れのシャッターチャンスを待った。時間を見計らい、食事途中の席を立ち、夕暮れの空港を撮影した。その時、偶然に離陸した航空機が、轟音と共に急角度でカメラのアングルの中に飛び込んで来た。俺は、夢中でシャッターを押した。人生、誰にだってチャンスはあるんだな。
沖縄平和記念資料館
人間の犯した最大の過ち、戦争。主義主張の違いだけで、人と人が殺し合う。沖縄は太平洋戦争において日本国内唯一の住民を巻き込んだ地上戦の場となり、多くの尊い人命と、かけがえのない文化遺産を失った。沖縄戦で国籍を問わず犠牲になった人の数は、20万人と言われている。このような戦争の悲しみを風化させることなく、平和の広場に『平和の礎』が、戦争終結50周年を記念して建設され、亡くなられた全ての人の氏名を刻んだ記念碑として、未来永劫の平和を願っている。
この平和の広場は、断崖絶壁から海岸線を眺望できる位置に作られた。当時の悲しい戦争記録フイルムの中で、敵を恐れた女性達が、断崖から身を投じる場面が残されている。このあまりにも悲しい映像は、日本人なら決して忘れてはならない。
スーパーエイサー
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エイサーとは、沖縄諸島の伝統的な盆踊りで、集落の若者達が、浄土宗系の念仏歌に合わせて、各戸を踊り回る盆の行事で、その念仏踊りがエイサーの前身だと言われている。
エイサーに使われる楽器は、三線のメロディーの他、大太鼓・締太鼓(しめだいこ)・バーランク・サンば(三板)と言ったリズム楽器からなっている。
衣装は、打掛け・脚絆・地下足袋・帯・エイサーズボン・襦袢と、色鮮やかな民族カラーを出している。毎年盛夏、8月になると、一万人のエイサー踊り隊による夏の風物詩と言える熱いイベントが沖縄国際通りで繰り広げられる。県内各地の青年会による伝統的なエイサーから、創作エイサー、子供たちのエイサーなど、さまざまなエイサー隊が沖縄の夏を火のように熱くする。
サンば (三板)
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エイサーに使われる主な楽器は、太鼓類だが、比較的目立たない楽器に、サンば(三板)と呼ばれている楽器がある。文字通り三枚の小さな板で出来ているリズム楽器である。演奏の方法は、左手指で紐に通した三枚の板を挟むように持ち、右手の三本の指で弾くようにして音を出す。パチ、パチ、パチと可愛らしい乾いた音がする。太鼓のように派手な演奏は出来ないが、音と音の合間に入る装飾音の役割を持っている。スーパーエイサー演舞の前に、観客が参加する(三板)演奏指導があった。全部で5人が手を挙げて参加した。俺も家族に押し出されるようにして参加した。演奏そのものは簡単だが、三線のメロディーとの合奏で、いざ本番となると、どうしてどうして馬鹿にできない。格好良くリズムに乗るのがなかなか難しい。最初のうちは大勢の観客を前にして上がり気味だったが、音楽のステージ経験はもっているので、すぐ慣れてご機嫌な演奏が出来た。俺の隣のオジサンが、ひどく出来が悪いらしく人気抜群だった。観客にとってドジ丸出しの方がうけるのだろう。
ホテルのスカイラウンジより
俺はバイキングの食事は好きじゃない。しかし、ツアー旅行の朝食は決まってバイキングである。何故嫌なのかと言うと、ズラーと並んだ皿の多さに圧倒されて、食う前から腹が一杯になってしまう。それと生来、決断力が薄弱で、何をどのくらい皿に取れば良いのか分からなくなる。ウロウロしている内に段々面倒くさくなる。それが嫌なんだ。酒なら何でも飲んじゃう。だけど料理は、自分が何を食いたいのか考えるのが苦手なんだ。優柔不断な俺は、食いながらも何が良いか考える。そして、ご飯を食った後、決まってパンも食いたくなる。食事を終わってみると、飯茶碗があり、コーヒーカップがある。和食プラス洋食の折衷料理になっている。茶碗に箸、お皿にフォークとナイフ。日本茶とコーヒーのミックスが腹の虫を驚かす。食堂に持ち込んだカメラで、外の明るい景色を撮った。沖縄の海はとてもとても美しい。
第3日は素晴らしい天気になった。