洞爺湖
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洞爺湖は北海道南西部に位置する洞爺カルデラ内にできた湖で、面積は日本で9番目、カルデラ湖としては、屈斜路湖、支笏湖に次いで3番目の大きさである。湖の中央に島がある美しい風景は、多くの人を魅了して止まない。
平成20年5月、G8サミットが北海道の洞爺湖を見下ろす山頂に建つ白亜の殿堂、ザ・ウインザーホテルで開催される。北海道の大自然が織りなす究極の癒しは、世界の首脳を釘付けにして、帰国を忘れさせてしまうだろう。湖畔から見える山頂の白い建物が世界の運命を左右する会議場となる。
函館港
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函館港は、安政2年(1855年)外国船に薪、水、食糧の補給港として国から指定された。その後、国費が投じられ近代化されて、青森と函館を結ぶ青函連絡船の港になった。大ヒットした津軽海峡冬景色で歌われている北へ帰る人達の、海の玄関になり、心の故郷にもなった。この写真に見る平和な海にも、暗く悲しい過去がある。
昭和29年(1954年)9月26日、青函連絡船洞爺丸が、台風接近の判断を誤り出航したため、函館港5Kmの沖合で沈没した。1200名近い乗員乗客が死亡、行方不明になった。半世紀以上の前に起きたこの悲劇を覚えている人は少ない。すでに風化されてしまったのだろうか。この未曾有の悲劇が、青函トンネル工事を進める引き金になったと伝え聞く。
ルルド
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資料で調べてみると信憑性の問題で様々な説が記録されている。堅いこと言わないで、石に刻まれた説明文を素直に記録しよう。
ルルドは、南フランスのピレネー山脈の麓にある洞窟です。1858年、この近くに住んでいた14歳の少女ベルナデッタ・スビルーの前に18回にわたって聖母マリアがお現れになりました。聖母は少女に祈りと犠牲を捧げるようにすすめられました。少女が聖母の言われたとおり地面を手で掘ると、そこから泉が湧き出し、その水で多くの病人が癒されました。今日、ルルドは世界中から多くの人が集まる巡礼地となっています。ここにあるルルドの洞窟もそれを模して築かれたものです。ベルナデッタは、後に修道女となり、1879年35歳で帰天しました。ローマ法王ピオ11世は、1933年、ベルナデッタを聖人の位にあげました。