北海道家族旅行 12

洞爺湖

 洞爺湖は北海道南西部に位置する洞爺カルデラ内にできた湖で、面積は日本で9番目、カルデラ湖としては、屈斜路湖、支笏湖に次いで3番目の大きさである。湖の中央に島がある美しい風景は、多くの人を魅了して止まない。 
 平成20年5月、G8サミットが北海道の洞爺湖を見下ろす山頂に建つ白亜の殿堂、ザ・ウインザーホテルで開催される。北海道の大自然が織りなす究極の癒しは、世界の首脳を釘付けにして、帰国を忘れさせてしまうだろう。湖畔から見える山頂の白い建物が世界の運命を左右する会議場となる。

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北海道家族旅行 11

大沼公園

 北海道リゾートの発祥の地である。
美しいシルエットを見せる大沼のシンボルである駒ヶ岳の噴火によって流れ出た溶岩が川をせき止めて出来た大沼は、古くから知られ、外国の王侯貴族も、その景観を楽しんだと伝えている。季節によって白鳥も飛来し、その優雅な姿は、大沼の美しさを倍増している。残念ながら駒ヶ岳に雲がかかり、その全容を見ることが出来なかった。

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北海道家族旅行 10

函館港

 函館港は、安政2年(1855年)外国船に薪、水、食糧の補給港として国から指定された。その後、国費が投じられ近代化されて、青森と函館を結ぶ青函連絡船の港になった。大ヒットした津軽海峡冬景色で歌われている北へ帰る人達の、海の玄関になり、心の故郷にもなった。この写真に見る平和な海にも、暗く悲しい過去がある。
 昭和29年(1954年)9月26日、青函連絡船洞爺丸が、台風接近の判断を誤り出航したため、函館港5Kmの沖合で沈没した。1200名近い乗員乗客が死亡、行方不明になった。半世紀以上の前に起きたこの悲劇を覚えている人は少ない。すでに風化されてしまったのだろうか。この未曾有の悲劇が、青函トンネル工事を進める引き金になったと伝え聞く。

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北海道家族旅行 9

JR 函館駅

 明治35年、函館・渡島大野間に鉄道が開通し、函館駅は、昭和18年に今の駅舎になった。平成15年、出入り口からホームまで段差なしで行けるバリアフリーの新駅舎が完成し、老齢者や身体障害者に優しい函館駅に生まれ変わった。

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北海道家族旅行 8

函館の朝市

 昭和20年(1945年)終戦後、函館駅前広場に、周辺の農家の人達が換金の必要から、野菜の立ち売りを始めたのがスタートで、当時は闇市の一部とみなされていた。その後、組合等を作り、統制された組織として成長し、現在に至っている。
 海に面した函館は、なんと言っても海産物が主役、その代表格がカニと言うことで、タラバガニの試食が出来る店へ案内してくれた。格好いいお兄さんの説明を聞き、熱々のタラバを貰って口に入れた。
「アヒヒ、アヒヒ、フメー、フメー」翻訳すると、(熱ちち、熱ちち、旨めー、旨めー)汁と涎が口から流れた。ハンカチで口と手を拭いた。ハンカチはポケットの中で、いつまでも生臭かった。

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北海道家族旅行 7

函館の夜景

 このツアーの目玉の一つ、函館山から見る夜景。バスは一気に函館山山頂のターミナルに到着した。凄い人出で、またまた旗を先頭に皆、必死に後を追う。ナポリ、香港と並び、世界三大夜景の一つと言われる函館の夜景は、今や世界一の美しさを誇っている。色とりどりの宝石を散りばめたような街並みの明かりの両側には、漆黒の海が女性のコルセットのように函館の姿を引き締めている。初めて見る人は息をのみ、しばし時の流れを忘れるだろう。ツアー客は自動的に集合写真の場所に案内され、一枚1300円のモデルになった。

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北海道家族旅行 6

函館赤レンガ倉庫

 明治時代末期に函館最初の営業用倉庫として建てられ、現在はショッピングモール、ビヤホール、喫茶店と姿を変えている。古き良き時代の面影を残しながら、新しい文化を取り入れている雰囲気が何とも素晴らしい。見学するだけでも充分に楽しめる。

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北海道家族旅行 5

ハリスト正教会

 ハリストとは、キリストのことで、江戸末期ロシア主教ニコライによって、日本で初めてロシア正教が伝導された。写真はロシア領事館及び、礼拝堂として建てられた教会である。ヨーロッパではなく、中東の影響を強く受けている様子が、アラビア風の屋根に見られる。

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北海道家族旅行 4

函館元町散策

建ち並ぶ建物から世紀を超えた文化が漂ってくる街並みを、ツアーの一行がリーダーの旗を頼りにゾロゾロとついて歩く。何組ものグループが同じ方向を同じ目的で歩いているので、うっかりすると他のツアーに取り込まれる心配がある。函館港を真っ直ぐ下に見下ろせる坂道の街路樹が紅葉を始め、何かのドラマで見た風景の記憶が呼び出された。

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北海道家族旅行 3

ルルド

 資料で調べてみると信憑性の問題で様々な説が記録されている。堅いこと言わないで、石に刻まれた説明文を素直に記録しよう。
 ルルドは、南フランスのピレネー山脈の麓にある洞窟です。1858年、この近くに住んでいた14歳の少女ベルナデッタ・スビルーの前に18回にわたって聖母マリアがお現れになりました。聖母は少女に祈りと犠牲を捧げるようにすすめられました。少女が聖母の言われたとおり地面を手で掘ると、そこから泉が湧き出し、その水で多くの病人が癒されました。今日、ルルドは世界中から多くの人が集まる巡礼地となっています。ここにあるルルドの洞窟もそれを模して築かれたものです。ベルナデッタは、後に修道女となり、1879年35歳で帰天しました。ローマ法王ピオ11世は、1933年、ベルナデッタを聖人の位にあげました。

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