麻生川の桜

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春を代表する花、桜。日本人は桜を見て長く厳しかった冬の終わりを感じる。この季節多くの出会いと別れがある。入学、卒業、就職、定年。それぞれが人生の節目を味わう。悲しいか嬉しいか自分だけの力ではどうにもならない。桜は、そんな気持ちを柔らかく受け止めてくれる。今年も麻生川の桜が満開になった。気温、天候、満開と完璧な一時を楽しんだ。こんなラッキーは滅多にない、今年は最高な一年になるだろう。

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こどもの国

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横浜市青葉区奈良町にある、こどもの国、開園50周年を記念して、3月28日(土)~4月5日(日)まで、さくらまつりと題したイベントが開催された。5月の気温と言われる陽気に誘われて、3月30日(月)約6年ぶりに訪れた。40種類、1000本のサクラが咲き誇るこどもの国、春休み中とあって子供達が大勢押し寄せ、その賑やかなこと大変な騒ぎになった。

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正面入り口を入ってまっすぐ進むと中央広場がある。多くの花壇に色鮮やかな花々が植えられている。まさに花のステージ。華やかな舞台裏には、それを造り出す職人たちの努力がある。色とりどりのチューリップを黙々と植えていた。

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賑やかな広場を離れ、一周4キロある外周道路を、椿の森を眺めながら散策した。暑くなく寒くない。一年で一番素晴らしい季節。ここに来ることが出来た健康に感謝しよう。

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昼食後再び賑やかな場所に戻ってきた。子供達の喜びが直に伝わってくる。勉強で塾に通うより、どれほど楽しいか、活き活きとした顔が教えてくれた。

椋鳥(むくどり)

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家内の楽しみの一つにプランター園芸がある。サヤエンドウが、真冬の寒さにも可愛らしい芽を吹いてプランターを彩る。その若芽を食い荒らす椋鳥対策でプランターに網をかけた。なんと、その網に椋鳥が捕らえられた。ネットで調べてみたら、若い雌のようだ。連日寒く厳しい。一年で一番食糧難の季節。野鳥にとって飢えることは即、死を意味する。食べられる物ならどんな危険を冒しても食する。人の気配のない早朝での餌取りで災難、おそらく2時間以上もがき苦しんだのだろう。近づいても死んだように動かない。何とか助けてやろうと網を外そうとしたが、絡みがひどく外せない。鋏を使い、鳥の羽を切らないように慎重に網を切り離した。彼女の身体は温かく小さく震えていた。少しでも糸が残っていないか入念に調べて放鳥することにした。別れの時、頭を撫でながら言って聞かせた。 「もう二度と失敗するなよ、猫やカラスの天敵に見つかったら即、喰われちゃうぞ。もし、もう一度網にかかったら、焼き鳥にして晩酌のオカズにするぞ」 放された椋鳥は、ジェット戦闘機のような速さで急上昇して、前の家の屋根を飛び越え姿を消した。あとに、小さな別れの寂しさと、一つの命を救った心の安らぎが残った。

2014・秋

2014/10/24

日本古来の果実、多くの民話に出てくる脇役。秋の夕日に調和する実の色合いは、日本のオリジナルカラーと言える。何とも言えない美しさは、世界に誇れる。写真を撮っていたら地主さんのオバサンに何かクレームをつけられた。最敬礼して「写真を撮らせて下さい」とお願いした。オバサンは憮然とした態度で植え込みの中に消えた。俺は決して柿泥棒じゃない。大きな声で「どーもー」と植え込みに声をかけた。

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2014沖縄8島めぐり

2014/05/12~15

第一日  

出発

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沖縄旅行は二度目になる。一回目は沖縄本島の観光だったが、今回は阪急交通社企画の沖縄の海に浮かぶ多くの島を尋ねる旅に参加した。ツアータイトルは 【はじめての沖縄離島 八重山・宮古8島めぐり4日間】 沖縄には大小160の島がある。そのうち沖縄本島より南にある島を先島諸島と呼んでいる。その島を尋ねよう。 羽田を離陸したANA133便は順調にフライトを続ける。傘雲をかぶった富士山を眼下に見て、沖縄那覇空港へと飛んだ。那覇空港待機で石垣島へのフライトを待つ。

石垣島

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那覇から飛んだジエットは小型のためかなり揺れた。それでも無事に石垣空港に着いた。観光バスで最初に案内された場所は石垣島鍾乳洞だった。俺は、地下深くもぐる鍾乳洞には体質的に拒絶反応を起こす。高い旅行費用を払って暗く湿った穴に入るなんて、何とも不本意だ。第一泊、ホテル・フサキリゾートヴィレッジにチエックインする。

第二日

ホテルを出発して石垣港から船で西表島大原港までの31.4kmの海を渡った。梅雨前線の影響で海は雨風が強く波も高い。約40分、モーターボート並みのスピードで荒れた海をぶっ飛ばす。上下左右に激しく揺れる。写真を撮るなんて到底無理な状態だ。これが沖縄か、懸命に耐える。西表島に無事到着した時は青空が顔を出し、海の色がエメラルドグリーンに顔色を変え、目に眩しく映るようになった。

西表島中間川ジャングルクルーズ

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石垣島から西表島大原港までの船は、まるで戦争のようだった。船を乗り換え小型の遊覧船に変わった。中間川上流マングローブの森、ジャングルクルーズに出発した。

美原・水牛車・由布島

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遠浅の海をのんびりと水牛車に揺られる。何かと忙しい旅の一時、時間が止まったような安らぎを感じる。

由布島亜熱帯植物園

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豊かな植物に囲まれた園内は、流石に東京近辺の森とは顔が違う。バナナ、パイナップルの果物が自然の中に平気な姿で存在する。南の島と言うより、極楽鳥が顔を見せてくれるような花園に迷い込んだようだ。島を取り巻く海では、運が良ければマンタに会えるとか。

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竹富島・皆治浜

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西表島と別れて、石垣島との中間に位置する竹富島へと向かった。何故か梅雨時の空が雲一つない快晴となり、海の色も鮮やかに輝いた。星砂の浜として人気のある皆治浜は多くの人で賑わっていた。星砂は、海藻などに付着した有孔虫の遺骸が砂浜に打ち上げられたもので、幸福をもたらすと言われている。島には、「海の大蛇に食べられた星の子供の骨が流れ着いた」と言う悲しい民話が伝わっている。星砂拾いに挑戦してみたが、我が老いた目では至難の業と諦めた。

水牛車で名所めぐり

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またまた水牛車の登場となり別世界の人となる。水牛を操る御者の説明によると、毎朝、水牛とミーティングをして巡回コースを決めているとか。従って水牛は、ミーティングした通りのコース取りをして自分の意志で我々を案内してくれるとか。御者のジョークとユーモアが、旅の楽しさを倍増させる。毎日同じコースを歩く水牛は、完全に道順を憶えているとのこと。御者の弾く三線の音色と、哀調を帯びた沖縄民謡が、時を忘れた心に浸透する。美女クヤマ生誕の地に来た。「琉球王国時代の竹富島に実在した絶世の美女・安里屋クヤマ(あさとやクヤマ)(1722~1799)王府より派遣された役人がクヤマに一目惚れをし、島妻になれと求婚する。当時、島人が役人に逆らうことは考えられない時代だったが、その求婚を断固はねつけた。島人の反骨精神の象徴として語り継がれている。

フサキビーチ

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宿泊地、フサキリゾートヴィレッジに沿って名蔵湾の美しい海岸線が連なる。空も海も青い。この場所に来るのが遅すぎた。

フサキビーチの夕日

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地球は水の惑星だと言うことが、目の前に広がる母なる海で実感できる。圧倒的に人の心を支配する夕日が西の海に消えようとしている。日の出より落日の方が人の心を何故か揺さぶる。子供が二人、海岸で波に戯れる、夕日が優しくシルエットを造る。海に突き出した桟橋に設置された鐘を鳴らす家族のシルエットが、夕日を浴びて和やかな絵を造る。

第3日

珊瑚礁の海

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どこを観ても絵葉書のような風景に感動する。石垣島川平湾は、青空の色を反射して輝いている。船底にガラス張りの窓があるグラスボートに乗り、珊瑚礁見物をした。海の透明度があまり良くない。美しい珊瑚礁の本当な姿に会えなかったのは残念だった。

石垣御神崎灯台

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石垣島西側に突き出した岬が直角に海へと落ちこんでいる。青空に映える灯台の姿は、自然の猛威に耐える雄々しさと、環境に調和した美しさを感じる。八重山丸(40.39トン)は、昭和27年12月8日、那覇からの航海中、折からの季節風に翻弄され、この沖合2600メートルで遭難沈没して死亡、行方不明者35人の悲劇が起きた。海を望む地に慰霊碑が建立されている。その遭難者を悼むかのように、テッポウユリの花が海風に揺れる。

石垣島から宮古島へ

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石垣島から沖縄本島へ戻る方向に宮古島がある。ANA1792便で空路、宮古へと飛ぶ。眼下に美しい珊瑚礁の島が見える。

雪塩

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まさに雪のような塩だ、それも粉雪のように綺麗だ。一般の塩と違い珊瑚の海には豊富なミネラルが含まれている。その海水から造られているので味が格段に違う。僅かに味見をしてみたが、味音痴の俺の舌でも、その絶妙な美味さが分かる。これが宮古の雪塩か。人気抜群でかなり売れていた。

池間大橋と来間大橋

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池間大橋は宮古島北西部にあり、宮古島と池間島を結ぶ全長1425mの橋で、1992年2月に開通している。来間大橋は、宮古島と来間島を結ぶ全長1690mの橋で、その美しい姿に息を飲む。来間島から見る景観はまさに絶景と言える。はるか遠く、本日の宿泊地、ホテルブリーズベイマリーナを望む。

ライブハウス琉球の風

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ホテルブリーズベイマリーナにチエックインして、夕食後ライブハウスへと出かける。美しい歌姫が沖縄独特の哀調豊かな歌を聴かせてくれる。楽器は彼女の持つ三線と、男性の太鼓だけだが、その旋律は日本民謡の原点を思わせる。1時間以上の熱演に感動し、沖縄旅行最後の夜を楽しむ。

第4日

ホテルブリーズベイマリーナの朝

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ホテルの素晴らしさはチエックイン前日には分からなかった。4日目、朝食後、完璧に整備された前庭に出て写真を撮った。これ以上手を入れることは出来ないと思われる美しさに圧倒される。澄み切った水を満たすプールを前にして、ここにいるのは本当に俺なのかと意識が飛んだ。

伊良部自然公園

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宮古島からフエリーで伊良部島に渡る。バスで隣接する下地島へ渡り自然公園に遊ぶ。雨水による石灰岩の浸食で出来た神秘的な造形美に圧倒される。「通り池」と呼ばれている二つの池は、底で繋がっていて、海にも通じているとか。自然の偉大さが分かる。公園の緑、空の青、メルヘンの世界に遊ぶ思いだ。

平安名崎灯台

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再度、宮古島へ戻り、宮古島最東端、紺碧の海に2kmに渡って突きだした美しい岬に建つ平安名崎灯台(へんなさき)を尋ねた。高さ25m、白色と赤色の光を放つ灯台としても親しまれている。遥かに見渡す宮古の海を画いた小説の一節を記そう。

「綺麗さあ。何度見ても綺麗さあ」 新垣がぽつんと呟くのに、思わず首を縦に振ると、

「この海はただ綺麗なだけじゃないさあ」 「えっ?」 「鯨の通り道なんだよお。大きな大きな

鯨が、この海を通って南へ抜けていくのさあ」

3泊4日、沖縄先島諸島の旅も大詰めになった。東京に帰るより近い台湾のすぐそばまで行った。もう二度と来ることはないだろう南の島ともお別れになる。宮古空港から、沖縄本島那覇を経由して帰宅した。疲れたー。沖縄の方言でありがとうと言おう。

ミーファイユー

 

 

 

 

 

 

2014鈴蘭

2014/05/01

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一年は驚くほど早く過ぎる。懐かしい人との嬉しい再会もあったが、悲しい別れもあった。時間は残酷な現実を生み出すこともある。また春が来て我が家の鈴蘭が見事に咲いた。辛いこと悲しいことを一時忘れさせてくれる。

2014春本番

2014/04/28

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寒い春が過ぎて初夏を思わせる春本番の陽気になった。今年も近所の小さな公園に満開の躑躅が、色鮮やかに咲いた。一年で一番良い季節。力強く芽吹いた雑草のように、今年も頑張って元気に生きて行こう。

芹ケ谷公園

2014/04/26

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豊かな緑と水のせせらぎが、訪れた人の心を癒してくれる公園。小田急線町田駅より徒歩約13分、公園の一画には有名な、町田市立国際版画美術館があり多くの人が訪れている。公園内の噴水池に建つ巨大な建造物が、水の滑り台なのか、それとも何か意味があるのか無知な自分には分からない。危険が多すぎる都会に住む子供達にとって、公園は、砂漠の中にあるオアシスのような存在である。その昔、芹が多く自生していただろう谷の様相を残しながら、自然豊かな公園に一日の時間がゆっくりと過ぎていく。

2014遅かった春

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04/25、ゴールデンウイーク直前、やっと春が来た。未だ朝晩は寒さを感じるが日中は薄着になる。春の彩りを求めて馴染みの薬師池公園を尋ねた。今冬の寒さによる影響か春の色合いが薄い。豊かに花房を下げる藤も、未だ少女のような姿をして恥ずかしげに咲いている。尋ねるのが勇み足だったか。

2014麻生川桜

2014/04/04

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春の気配を感じると、冬の寒さが厳しかったほど桜の開花が待ち遠しい。花の命は短い。桜は一気に咲いて一斉に散る。花見の時期を逸すると、花吹雪となって地表に花むしろを造り、川面に花筏を浮かべ、木は葉桜と化してしまう。今冬はひどく寒かった。東京開花宣言が近い頃、風邪をひいた。一週間寝込んだ。やっと起きられるようになり、麻生川の桜に会いに行った。強い風にあおられて花吹雪が舞う。来るのが遅れたが、未だ花を一杯付けて健気にも俺の来るのを待っていてくれた。